知っていると安心!気になるキッチンリフォームの工事期間とは

キッチンリフォームを決めてから気になるのが、費用と共に工事期間はどれくらいかかるかですよね。毎日キッチンに立つ人なら、使えない日数はどれくらいなのか不安に思うことでしょう。

台所が使えないと不便だものねぇ~

この記事では、キッチンリフォームを「小規模」「中規模」「大規模」の3つのタイプに分けて、それぞれ工事期間がどれくらいかかるのかを解説します。工事期間中の生活が不便にならないように、工期を知って準備しておきたいですね。
Contents
【設備の入れ替え】小規模なキッチンリフォームの工事は最短1日
小規模なキッチンリフォームとは、古くなったキッチン設備の交換や、近年需要の多いガスコンロからIHへの交換などのことです。キッチンのレイアウトはそのままでも、最新の設備に入れ替えるだけで家事がグンと楽になり、短期間の工事でキッチンを新しくよみがえらせることができます。
設備を入れ替える小規模リフォームのメリット |
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小規模なキッチンリフォームの工事期間
最短:1日 平均:3,4日 最長:1週間
ガスコンロからIHへの交換なら最短1日。キッチン自体を交換するには、既存キッチンの解体と新たなキッチンの設置で、最短で2日でリフォームすることができます。
予備日を入れても平均4日程度で引き渡しとなるでしょう。
システムキッチンを入れ替える場合の作業工程
日数 | 作業内容 |
1日目 | 解体・撤去 |
2日目 | 電気・給排水設備工事 |
3日目 | キッチン搬入・設置 |
※予備日として1日程度延びることがある |
※上記の工程は一例です。
小規模なキッチンリフォームの注意点
システムキッチンは受注生産
システムキッチンは受注生産のため、出荷までに日数がかかります。そのためメーカーの生産状況などによっては工事開始が予定より遅くなることも。
余裕をもってリフォームの計画を立てることをおすすめします。
工事期間が長くなる場合もある
実際にキッチンを外してから、壁や床板が傷んでいることが分かることもあります。この場合、壁や床の補修も必要になるので、工事期間は予定よりも延びます。
特に古いお住まいではこの可能性が大いにあると考えておいた方がよいでしょう。
また、元のキッチンよりも小さい寸法のキッチンに交換する場合は、隙間ができるため壁や床の張替えが必要になり、工事期間が長くなります。
【内装の入れ替え】中規模なキッチンリフォームの工事最短5日
水まわりは周囲の壁や床が傷みやすい場所でもあります。長年住んでいると壁や床がめくれていたり、床がふかふかして傷んでいたりすることも。
そんな時は、設備だけでなく壁紙やフローリング、その下地も交換しなくてはいけません。
工期と費用はかかりますが、設備と内装を入れ替えることで、まるで新築のような真新しいキッチンスペースに生まれ変わることができます。
また、自分好みのデザインに変えられるのも大きなメリットです。
内装を入れ替える中規模キッチンリフォームのメリット |
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中規模なキッチンリフォームの工事期間
最短:5日 平均:1週間 最長:10日工事期間
小規模なキッチンリフォームと同様で、まずは既存キッチンの解体・撤去に1日、床と壁の張替えにそれぞれ1日ずつ。加えて電気・配管工事に2日、キッチンの搬入・設置に1日かかります。
平均1週間程度の工期になりますが、業者によっては休日をはさむ場合があり、また既存キッチンのレイアウトによっては10日程度かかる場合もあります。
クロス・フローリングを張り替える場合の作業工程例
日数 | 作業内容 |
1日目 | 解体・撤去 |
2日目 | 電気・給排水設備工事 |
3日目 | 壁の張替え/下地補修 |
4日目 | 床の張替え/下地補修 |
5日目 | キッチン搬入・設置 |
6日目 | 電気・配管工事 |
※予備日1〜2日延びることがある |
※上記の工程は一例です。
中規模なキッチンリフォームの注意点
リビング・ダイニングまで工事が及ぶことも
床や壁紙などの張替えがリビング・ダイニングまで及ぶ場合もあり、生活に不便が生じることを想定しておかなくてはいけません。
【キッチンを移動】大規模なキッチンリフォームの工事は最短10日
大規模なキッチンリフォームとは、キッチンを元の位置から移動したり、間取りを変更したりするリフォームのことです。
長年住み続けた住宅では、家族構成やライフスタイルの変化によって使い勝手が悪くなったキッチンのレイアウトを変更したいという要望も多くあります。
また、近年注目されている中古マンションのリノベーションは、新築マンションとは違い、おしゃれで好みの空間に間取りやデザインを変えられることが人気です。
こういったリフォームの際に重要なことは、家族の生活の場面を思い描くことです。それをイメージしたうえで、予算と使い勝手を考慮しながら選びましょう。
レイアウトや間取りを変える大規模キッチンリフォームのメリット |
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大規模なキッチンリフォームの工事期間
最短:10日 平均:2週間 最長:1ヶ月
大規模なキッチンリフォームでは、その内容によって工事期間は大きく変わります。
キッチンの位置を変えダイニングやリビングまで工事が及ぶ場合は、2週間から1ヶ月くらいを想定しておいてください。キッチンの配置換えには、給排水、電気、ガスの配管も変更する必要がありますので、大掛かりな工事になります。
間取り変更では壁の撤去・新設工事も生じます。
間取りを変更する場合の作業工程例
日数 | 作業内容 |
1日目 | 解体・撤去 |
2日目 | 壁・床解体/電気工事、配管工事 |
3日目 | 配管工事 |
4日目 | 床張り替え/下地補修 |
5日目 | ″ |
6日目 | 壁造作 |
7日目 | クロス張替え/下地補修 |
8日目 | ″ |
9日目 | キッチン搬入 |
10日目 | 電気・配管工事 |
※予備日や業者の休業日で2〜3日延びることがある |
※上記の工程は一例です。
大規模キッチンリフォームの注意点
マンションのリフォームは難しい場合も
マンションには管理規約があり、大幅な場所の変更ができないことがあります。リフォーム前に確認しておくことが必要です。
長期のリフォームをする際の暮らし
リフォームが1ヶ月かかる場合もあるので、事前に仮住まいの検討をしておくと安心です。
まとめ
いかがでしたか?
・キッチンの設備を入れ替える工事期間は、最短1日
・壁や床も合わせてリフォームをする場合の工事期間は、最短5日
・キッチンの位置を変える、間取りを変更する工事期間は、最短10日
3つのリフォームに分け、おおよその工事期間をご紹介しました。
リフォームのリクエストで最も多い水まわりの改修。キッチン、洗面所、浴室の中でもキッチンリフォームは、驚くほど暮らしを変えられます。
設備が古くなって使いづらくなったり、家族構成やライフスタイルが変化したり。そんなときは思い切ったリフォームで、居心地のよい快適な住まいを叶えましょう。
やってみたいリフォームと工期日数をふまえて、検討してみてくださいね。